四方からの観察

美しい桜も花びらを散らし、いよいよ新年度、4月になりました。

入学式のお知らせがちらほら届いています。お写真・メールも本当に嬉しいですが、是非制服姿で遊びにいらして下さいね。

 

さて、年長クラスは4月第1週の授業から「四方からの観察」を学びます。

 

「いろんな方向から見たら、どのように見えますか。」

 

数の問題や言語の問題などは時間をかけてじっくりと取り組み、少しずつ難度をあげて志望校の出題傾向に合わせていきますが、この「四方からの観察」は一発で決めたい!と思って授業をしております。と、いうのは最初の授業で基本的な考え方が理解できれば、その後ゲームのように楽しくスイスイ楽しく解けるむしろ簡単な問題なのですが、分かったような分からないような中途半端な理解で授業を終えてしまうとこじらせてしまう子が多いためです。

(「回転図形」「重さ比べ」「つりあい」なども同じ傾向が見られます。一発で決めたいシリーズです。)

 

ペーパー学習に入る前に、具体物を使って徹底的に授業をします。

コーンに立てたニワトリ君。このニワトリ君も指示行動観察の時間に子どもたちが自分で制作したものです。

さて。「赤い四角の中に立っているあなたにはニワトリ君の嘴は正面に見えてますね。あなたが緑の四角に入ったら嘴は右に見える?左にみ見える?」答えてから実際に移動して確認してもらいます。

次。「あなたが黄色い四角の中に立つとニワトリ君は後ろ向きで嘴は見えませんね。あなたが青い四角の中に入ると嘴はどんな風に見えますか?」

更に。「青い四角の中に立ったあなたには嘴は右に見えますね。緑の四角の中に入ったらどう見えますか?赤だったら?黄色だったら?」

パターンを変えて何度も何度も繰り返します。正解したらピンポーン、間違えたらブー、ゲーム感覚で楽しくです。

正解率が上がってきたらペーパーの問題に近づけます。「あなた」ではなく「オカピ―ちゃんから見たら」「トラから見たら」というように、第三者が見ている状態にします。

やっと、ペーパーの出番です。

 

「カンタン♡」「カンタン♡」とスイスイ解いていましたが・・・一発で決めることができたかしら?来週のおさらいが楽しみです。

(お家でやってみたら分からなくなっちゃった?大丈夫、大丈夫!何度でもお教えしますよ♪)

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