紙コップタワー

「みんなで協力して、紙コップを倒さないようにどんどん高く積み上げましょう。」

行動観察では定番の出題です。紙コップを逆さにして土台をある程度広くしてバランスよく積んででいくのがコツです。年長のこの時期なら問題なく取り組めるでしょう。

しかし今日の出題は、更に発問が続きます。

「紙コップには生き物シールが貼ってあります。それがさかさまにならないように気を付けて積みましょう。」

指示が聞き取れたかな

カップを逆さまにすることにとらわれ過ぎていないかな

土台を広げるだけで時間切れにならないかな

カップが倒れた時に大騒ぎにならないかな

いい笑顔で取り組み始める子どもたちとは逆に、今までの授業での学びが身に付いているかどうかと、見守る私は緊張します。

 

 

指示をしっかり聴き取り理解する。この力はペーパーを解く時以上に、行動観察で威力を発揮します。

指示通り動くことができる、ということが大切なのは言うまでもありませんが指示を理解している子は課題を楽しむ余裕があります。お友達や周りを気遣う余裕も生まれます。自然と笑顔が溢れます。「あれ?これでいいんだっけ?」と自信なく取り組めば表情が曇るのも当然です。

指示を聞き取る=話を聴く 今からでも更に伸ばせる力です!

 

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